緊急事態宣言が解除になり、少しずつですが日常が戻ってきました。
久しぶりに登園してきたBくんを見て少し不思議そうな顔をするAくん。
「Bくん?」とその子の名前を呼んでいました。
「そうだね、Bくん来たね!」と話をすると
嬉しそうに部屋の入口まで迎えに行く姿がありました。
Bくんは照れているのか、なかなか硬い表情でした。
でも、Aくんはずっと「一緒に遊ぼう」と誘い続けていました。
最初はなかなかAくんを受け入れられなかったBくんですが、
いつの間にか、二人で一緒に本を読んだり、肩をポンポンと叩いたり
笑顔で過ごしてしました。
その日は一日中一緒に遊んでいました。
長い時間会わなくても、大好きな友だちは変わらないし、以前よりも相手のことを大切に思えるのだなと感じました。
『離れて気づく事もあるとは、まさにこれだな』と、その光景を見て思いました。
とても心が温かくなりました。
鳥巣