ひかりぐみの担任の飯田です。
これが何だかわかりますか?
保育園のとある場所にぶら下がっています。
突然現れたこの植物…コルチカムという名前です。
球根の植物は、本来は土に植えて成長しますが、これは品種改良により土がなくても咲く花だそうです。
初めてこの球根がぶら下がっているのを見つけた時、“なんだこれは!?”と、とても驚きました。それから毎日、「なんでこれはぶら下がっているんだろう?」「なんで土や水がないのに、日に日に花が咲いていくんだろう?」と不思議に思っていました。
ある日、ぶら下げた犯人の園長先生に聞いてみました。そこで受けた説明が上記にあるものです。園長先生も「水や土がないのにどうして…」「不思議だなぁ」と感じ、子どもたちにも様々なことに疑問を持ってほしいと思い、ぶら下げてみたそうです。
たいようぐみの子数名に「あれはなんだろうね?」と聞いてみたのですが、「どれ?あ~あれか…」「なんでかなぁ、わかんな~い」と返ってきました。 “なんでだろう”とは思ったようですが、不思議に思ってもその子達にはそれほど興味がわかないものだったようで、それがなぜなのか聞こう調べようとまではいきませんでした。
私たち保育士は、どのような声かけがどのような影響を与えるのか、普段の生活の中でとても意識しています。声かけ一つで興味が深まることもあります。身の回りにある様々な事柄について、「なんでかな?」と疑問を持ち、気になることを探求して興味を広げていってほしいと思います。
少しずつ花が開いてきた球根。次は、「これはどんな花が咲くんだろうね?」と聞いてみようと思います。